/images/my.jpg

硝子体手術体験記と糖尿病網膜症

AI生成のアイキャッチ


1. はじめに

今回、硝子体手術を受けるため飯田市立病院に入院しました。プライバシーもあり迷いもありましたが、同じような境遇の方の参考になればと思い、経過をありのままに記します。

2. 発症と診断

私の家系は、特に母方のほとんどの親族が糖尿病というほど“糖尿病家系”です。一方で祖母は長年糖尿病を患いながらも百歳を超えて元気でした。だから必ずしも悲観しているわけではありません。ただ、適切な治療とケアが欠かせない家系であることは間違いなく、私も例外ではありません。30代で糖尿病と診断されて以降、ずっと管理を続けてきましたが、とうとう合併症が出てしまいました。

ある朝、目の中に黒い斑点が見えました。いわゆる飛蚊症と言われる現象ですが、墨を垂らしたように濃い影が見え、「ただ事ではない」と直感しました。その日は土曜日で三連休、病院が休みだったため、休み明けに地元の眼科(高森眼科)を受診。高森眼科では素早く一国を争うケースではないか、網膜剥離などの可能性を検査していただいた後、糖尿病性網膜症と診断していただき、すぐに飯田市立病院を紹介されました。

3. 手術を選択した理由

当初は「この程度の出血の場合は、自然に血が吸収されることもある」として経過観察になりました。しかし追加の出血が続き、血液がなかなか引かず、医師から「手術か経過観察か」を選択する場面に直面しました。調べてみると、糖尿病性網膜症で出血まで進むと最終的に約60〜80%が手術に至るとの古い統計もあり、また目の中に血があると詳細な診察ができないというリスクもあります。

さらに、手術を受ければ術中に汎網膜光凝固術(レーザー治療)を行えます。汎網膜光凝固は通常、外来で外からレーザーを当てますが、手術中なら眼内から的確に照射できるため、再発防止には大きなメリットです。経過観察ではそれらのリスクを持ったまま、さらに長期間(半年以上など)再出血の可能性を抱えながら待つことになります。この場合は仕事のパフォーマンスも、色々な地域活動も制限されます。また、私の場合は一次コントロールが悪かった糖尿病を、一念発起して改善を始めた直後に糖尿病網膜症から出血となったのですが、これが「早期悪化」と言われる現象に該当することや、網膜症は若年の方が活性が大きいと言う話もありました。こうなると、さらなる再出血のリスクも一定以上あると考えました。

こうした点を総合し、できるだけ早期に治療を受け眼底の状態を直接確認することが重要と判断し、手術を選択しました。

4. 手術の内容

手術は飯田市立病院眼科部長の森先生に執刀いただき、約1時間で終了しました。内容は、透明なゲル状組織である硝子体を取り除き、混ざった血液も一緒に吸引したうえで、眼内からレーザーを照射するものです。硝子体は乳幼児の目の発達には重要な役割を果たすものの、成人後に除去しても視力への影響は少ないとされています。

5. 入院生活と術後経過

入院は、入院前に手術説明の診察があり、そこと入院日は1人では受診できないと言う問題がありました。私は独身ですし、両親は高齢でどうすると考えていましたが、姉が助けてくれました。この辺りは、今後もう少し柔軟になって欲しいと思いました。

入院期間は予定どおり8日間。手術当日は午前10時に入院し、午後に手術を受け、その後は経過観察となりました。私の場合、網膜周辺にこびり付いた血液が少し残っており、術後すぐには視界が完全に晴れませんでしたが、術前と比べると明らかに視界は改善。途中に再び曇りが強くなることもありますが、日を追って徐々に血が溶解していく過程を感じています。

術後1〜2週間は安静が必要です。血圧が上がると再出血の恐れがあるため、重い荷物を持たず、衝撃や擦過を避ける目的でメガネで保護しています。現在(7月4日)で術後2週間を過ぎ、日常生活はかなり戻りましたが、長時間のパソコン作業は控え、音声入力などを活用しています。これも音声入力で原稿を書き、AI等を活用してまとめています。

6. 糖尿病網膜症に関する情報まとめ

  • 糖尿病と眼科受診の原則
    糖尿病と診断されたら定期的に眼科検診を受けることが必須です。コントロールが良好でも期間が長ければ発症リスクは残ります。初期の網膜症なら外来レーザー1〜2回で抑え込める場合が多く、早期発見が肝要です。

  • 出血が起きた場合の対応
    黒い影を見たら速やかに受診してください。糖尿病がある、あるいは家族歴がある場合は特に要注意です。明らかに病的な飛蚊症かどうかは眼科ではその日のうちに診断がつきます。私は比較的素早く受診したのですが、もし受診しなかったらと思うとぞっとします。

  • 経過観察か手術か
    少量出血なら自然吸収を待つことがありますが、追加出血や視界不良が続く場合は手術を検討します。両眼とも同じリスク下にあるため、出血などのある片眼だけではなくにもう一方にもレーザーを行うケースが一般的です。

  • 術中・術後の合併症
    網膜に張り付いた増殖膜が見つかると追加処置が必要になることがあります。また、術後感染症や眼圧上昇のリスクがあり、これらを早期発見するために飯田市立病院では1週間程度の入院が推奨されます。

  • 再出血の可能性
    統計では術後再出血率が10〜60%と幅広く報告されています。早期(術後10日前後)と術後2〜3か月にピークがあるとされるため、まだ安心はできません。

7. 感謝と今後の抱負

職場の同僚・上司、ご関係の皆様、一緒に地域で活動をしていただいているみなさま、母の介護関係者、そして家族には多大な支援と心配をおかけました。改めて感謝いたします。

手術はひとまず終わりましたが、再出血の可能性もあるため、今後も糖尿病のコントロールと定期受診を続け、身体のメンテナンスに努めていきたいと思っています。

入院時に役立った持ち物と準備メモ

アイキャッチ

本文

今回、目の病気で飯田市立病院に入院しました。今は退院していますが、入院中に「持ってきて良かったもの」「もう少し工夫すべきだったもの」「要らなかったもの」など、気づきや失敗をメモしておきます。なお、入院にかかった経緯については、どこかで別エントリーでまとめる予定です。


1. 持ってきて良かったもの

  1. スマートフォンとスマートウォッチ

    • スマートウォッチは視力が制限される場面でも大きな助けになりました。
    • 病棟ではスマートフォン使用が「最小限」と指導されていますが、音声認識での操作はOK。事前に練習しておいたおかげで画面を見ずに多くの作業ができました。
    • 電子マネー登録も必須。飯田市立病院の1階売店はCVSのシステム(デイリーヤマザキ)が入っていて、タッチ決済対応、自販機も コカコーラの自販機ならCoke ON Pay が使えます。結果として現金を一度も取り出さずに済み、財布は鍵付き棚で保管したまま退院まで過ごせました。電子マネーはこういうときにこそ便利です。
    • 私はもう普段からキャッシュレスにしていますが、入院するときにキャッシュレスを用意する(NFC決済対応の物理クレジットカードを用意するとかでもよい)とかなりありがたい存在になると思います。
  2. お名前スタンプ(浸透印タイプ)

    • わりと定番かもしれませんが、シャチハタの「どこでも持ち物スタンプ」は大活躍でした。
    • 直径1 cm ほどの文字サイズで、下着や小物までポンと押すだけ。
    • プラスチック面でも乾けば簡単に消えず、テプラ要らず。
    • 地元のホームセンター(カインズホームや綿半)でインクが手に入るのも簡単です。
    • 病院にも持ち込んで、簡単に記名ができました。
  3. 洗濯ネット型収納バッグ(100円ショップ)

    • ダイソーの洗濯ネットボックス型 これも便利でした。
    • リンク先の画像では分かりにくいですが、開くと四角い形で、取っ手が付いていてハンドリングしやすいです。
    • 衣類はこの中へ。病棟の洗濯機はそのまま放り込めるので楽ちんです。出張のときもこれに入れておいてコインランドリーで洗濯してます
  4. ルーズリーフ&薄型バインダー

    • 思いついたことを書き留めるのに最適。書いた後は厚めのバインダーに閉じてアーカイブできます。
    • ノートと違ってそのままスキャンでき、電子化も簡単。スマホで撮るよりきれいでラクです。
  5. ジッパーバッグ大量+ドライバッグ(大きめリュック)

    • 中身をバッグ単位で確認→リュックに放り込むだけで忘れ物防止。
    • ネームタグを付ければ「何の袋か」一目瞭然。介護で培ったノウハウが今回も活躍しました。
    • ジッパーバックはダイソーとセリアでゲットしたものに加えています。
  6. ポート数多めのUSB充電器+短い電源タップ(約50 cm)

    • Anker Prime Chaging Staion 出張に持ち歩いているものを流用しました。
    • 飯田市立病院の病室では充電用にコンセントが利用できますが、ベッドからはちょっと遠いのと、ベットサイドの家具と一体化されているので、ちょっと使いづらいケースも。
    • そこで、コードで引き出せるタイプのこれを使って電源をとっています。ただこれは少々高いので、一般には、短い50cmぐらいの電源タップに、2ポート程度のUSB充電器をセットで持ち込むと良いと思います。あと充電用のUSBコードも忘れずに。
  7. S字フック

    • 100均一でよいのでいくつかあると便利です。タオル干しにものをぶら下げられます。
    • スマホ側にもストラップを付けてぶら下げるようにしておくとより便利に使えます。
    • 私は出張用に盛って歩いているのを流用しました。アルミの奴が軽くて丈夫でよいですよ。
  8. 体を拭けるボディシート

    • 入浴できないときに体を拭けるだけで全然違います。体まで拭けるサイズの大きいサイズを用意するといいかもしれません。
  9. うつ伏せよう枕

    • 眼科手術で網膜に処置をしたときは、眼内に特殊なオイルやガスを入れて、その浮力を利用して網膜を保護するのですが、その時にうつ伏せを取る必要があります。そのための専用枕があります。
    • 当然病院でも用意して貸してくださるのですが、あらかじめ分かっている計画手術の場合には、ネットで販売があるので購入しておくと安心です。
    • いくつか種類がありますが、私はAmazonのこれを購入しました。クッションに樹脂のフレームが入っていて、ちゃんと顔を固定できるし、穴が開いていて息苦しくないと言う優れものでした。私の場合は幸いにして網膜に付いての処置は必要なく、うつ伏せの指示はなかったので実用はなかったので出番はありませんでしたが、机で昼寝する枕としても相当優秀でいい感じです。
  10. オーディオブック

    • オーディオブックをひたすら聞いており、本当にこれがありがたかったです。読書もスマホも禁止なので、これをひたすら聞いていました。これについてはまた改めて。
  11. chat gpt のadvance voice mode

auひかり環境で、Ubiquiti UDM-SEを用いipv6通信を有効化する方法

ipv6テスト合格!

せっかくauひかりなのでIPv6を使いましょう

ネットワーク機器を更新しました。その詳しい話とかかはまた別に譲るとして、ちょっと混乱した件があったのでメモ。 Ubiquiti UDM-SE (Dream machine special Edition)の環境で、IPv6を設定する方法です。

簡単に言うと

  • auのホームゲートウェイ側で「IPv6設定」を「設定2」に (RA:プレフィックス配付 DHCPv6 プレフィックス/IPv6 アドレス配付)
  • Dreamm machine側で以下の設定をする
    • Setting (左下の歯車マーク) → Internet → (HGWに繋がる設定に入る) → スクロールして下の「IPv6 Configuration」で「SLAAC」「single Network」を選択
    • 念のため、Setting (左下の歯車マーク) → Network → (設定するLAN側ネットに入る) → IPv6 に切り替え → Gateway IP/Subnet にアドレスがあり、Advanced がAutoになってる事を確認

色々な方が書いてくださっていますが、どうやらアップデートで設定が変わっているようで、Network 8.5.6 時点ではこの設定で上手くいくようです。

画像付き

ホームゲートウェイ BL1500HM での設定

ログイン → 右下の「詳細設定」から、「LAN側設定」グループにある「IPv6設定」に入って「設定2」を選び「RDNSS設定」をONにする。 (もしかしたらこの設定しなくても動くかも知れません)

ホームゲートウェイの設定

Ubiquiti Dream Machine Special Edition での設定

まず インターネット側の設定を変更します。ネットワークに入ったら、画面左下にある歯車マークから「Setting」に入り、Internetから、auひかりのホームゲートウェイに繋がるネットワークに入ります。

Internetの設定その1

次に遷移した画面をスクロールして行くと下の方にIPv6 Configurationという部分があるので、そこを「SLAAC」と「single Network」を選択します。

Internetの設定その2

その後反映して保存します。しばらくすると、IPv6のアドレスが正常に設定されてきたらOKです。

退職のご挨拶(2023年5月20日付)

お餞別に花束と、同僚からお品を頂きました

退職のご挨拶

私、松島英洋は、5月20日をもって現職を退職します。最後の出勤日は5月19日でした。

現職の規定で仕事に関する具体的なことは一切書けないため、ここではどんな経緯で私が会社にお世話になり、そしてどんな経緯で退職を決めることになったかということを少しだけお話しします。会社の仕事に関する具体的な話はないので、それを期待されている方は少し拍子抜けするかもしれません。それでも、もしよろしければお付き合いください。

就職の経緯

私がこの会社に勤めることになったのは、地元の専門学校(当時は「飯田コンピューター専門学校」と言いました。現在の飯田コアカレッジです)に在籍している時の話です。先生から「ある会社が、3D CADの講習会をやるから、そこに学生を2人混ぜてくれる。行ってみないか?」というお誘いをいただいたのがきっかけでした。

当時の私は専門的な知識はありません。CADについては学校のカリキュラムにあったので触っていましたが、3D CADのと言うものの存在すら殆ど知りませんでした。そして、まだ1年生だったため、就職活動を意識して会社を調べるなどはまだしていませんでした。

会社は、B2Bを中心とした会社です。そのため、単なる学生ではあった当時の私は名前すら知りません。どんな会社なのか全く知らない中で、単に「楽しそう」という理由でエントリーをした、と言うお話でした。

当時はそんな言葉はあまりありませんでしたが、今で言う所の「インターン」という奴だったのかも知れません。それでガッツリ5日間。何週かに渡って講習会を開いていただきました。当時はただ楽しくて、夢中で参加させていただきました。

そこで現れた会社の「偉い人」(当時はその程度しか認識できていませんでしたが、その後、現在に至るまでずっとお世話になる、尊敬できる技術者経営の方です)に、学校に求人票を出すから、卒業したら来てほしいと言っていただいたのです。先生からは「良い会社に内々定を頂いたようなものだから、そこにしなさい。他の就職活動はしないように」と言われるほどで、しかし、私にはそれほど実感がないまま、そして、殆ど就職活動というものをしないままに、そのインターンでさせていただいた会社の子会社に入れていただいたのです。

そうして、就職し、お世話になりました。

就職と成長

その後の話は、私が現在の会社に勤め、そして18年間仕事をしてきたということから始まります。私の現職は、南信州の地域では企業規模も大きく、歴史も深い会社で中堅製造業の子会社です。この子会社へは、設立と同時に別の子会社から転籍して入社したので、私はこの子会社の創立時からの社員、この会社と共にありました。 親会社は、地域に根ざすことを指向している会社です。従業員をきちんと雇用して継続的に地域に産業を作るという信念を持っている企業です。

そこで私は3D CAD、そして「CAE」数値計算力学という技術に出会い、使う機会を頂きました。それは私の仕事の中核となる技術となりました。

入った当時は完全にドシロウトで、皆様にご迷惑をたくさんたくさんかけたと思います。 それでも、そこで様々なことを生み出し、経験させていただき、おしえていただき、さらにそこから派生して学んだ機械力学なども私の力になりました。最近では、所属する子会社の社内ITを担当させていただいたり、社内での講師を務めさせていただいた所から、子会社社員という身ながら、親会社のエンジニアの皆様に技術(テクニック)をおしえる講習会をやると言うこともやらせていただきました。

さらには、信州大学で修士号を取らせていただいたり、外部の講演会で賞をいただく、社内の技術講演会で子会社社員の身ながら発表をさせていただくなど、様々な経験をさせていただきました。

直接的に携わった仕事上の事は、ここには書く事はできませんが、そちらでもたくさんの経験や、ワクワクするような仕事を与えてくださいました。

尊敬できるプロフェッショナルのエンジニアも多くいて、そういった皆さんと一緒に仕事ができたのは本当に幸運でした。皆様には、本当に感謝しています。

退職の決意:自宅介護への転換

介護が必要である母親と、最近体調を崩すことが増えた父親。私の父はかつての大きな存在が、だんだんと小さく見え、体力的にも辛そうにしている事を目にするのが増えていきました。また、母の病状も年を取るにつれて、悪化していくのは仕方が無いことではありました。そうして、家の事や、介護について、私が担う部分がどんどんと大きくなっていきます。徐々に、フルタイムで通勤する仕事ではバランスをとるのが難しくなり始めていることを感じていました。

これらを見て、私は自分がどのように生活していくべきかを考えざるを得ませんでした。特に学生時代は、普通の学生とは言えなかった私。両親はそんな私を励まし、育ててくれました。なので、私は、親を大切にすることを決意しました。

そして、私が自分の役目を見つけた時、会社にも変化がありました。元々、ほぼ一人で始めた分野の仕事が、仲間に恵まれ、上司同僚に恵まれ、私のスキルや仕事を引き継いでいただける方も出てきたのです。

一方で、会社の状況は様々で、技術的には可能でも、諸事情でテレワークやリモートワーク、在宅勤務といった形態が難しいという現実もありました。

そこで私は決断しました。在宅勤務が基本となる仕事に転職することにしました。

感謝の気持ち

私が今ここにいるのも、18年間の経験と、多くの方々から得た助けと支援があったからです。私が一人前の社会人になれたのも、この会社が私を見つけてくれたからこそです。転職活動で思い知りましたが、恐らく私は、今の会社に拾っていただけなかったら、せいぜい単なるコンピュータオタクで、何もできない人間だったと思います。本当に感謝しています。

しかし、時間というものは待ってくれません。それが私がこの会社を離れ、在宅勤務ができる別の会社へと移る理由です。

皆様には大変お世話になりました。私が学んだことを十分に返すことができず、心苦しく感じています。それでも、皆様が元気で過ごしていただき、多くの活躍と幸せを掴んでいただくことを心から願っています。

私はこれからも、このブログやSNSで皆様との繋がりを大切にしていきたいと思っています。私が5月21日から就職する新たな勤務先は首都圏にありますが、私自身は引き続き南信州の高森町で働き、在宅勤務を行う予定です。SNSやこの地で見かけた際には、ぜひお気軽に声をかけていただければと思います。

お世話になった皆様、本当にありがとうございました。皆様のご多幸をお祈りいたします。

でもできたら、何かあったら誘ってくれるとうれしいです。

今後について

次の職場はもう決まっており、5月21日付で入社します。私の都合で退職することもあり、有休消化などはとらずに、最後まで務めさせていただきました。

皆様は、介護と言えば大変だ、と思っているかも知れません。確かに、正直きれい事だけでは済まない場面もたくさんあります。皆様にご心配をしていただいています。

ただ、私はテクノロジーを使うことで、仕事と介護はきちんと両立をする事ができる、と信じています。それは介護ロボットやIT機器もそうですし、在宅勤務を可能にする技術でもあります。

もちろんテクノロジーを使う事のできる環境であるかどうかと言う問題はあります。もちろん、それに対応する個人のスキルも身につけ、アップデートし続ける必要があります。

しかし、介護をしつつ、更に仕事でもきちんとパフォーマンスを発揮すること、そして介護以外のプライベートや地域の活動など、そして介護も、ワークライフバランスをとることができると信じています。

私は欲張りで諦めが悪いので・笑 これらの両立を目指して、チャレンジし、頑張っていこうと思っています。見守っていただければ幸いです。

写真について

花束と、長い間同じグループで仕事をさせていただいた同僚の皆様から、お餞別の品を頂きました。トップの写真はその画像です。花束なんて、人生で初めて頂きました。そして同僚からいただいたペン。私はペンを無くす人なので(汗) 持ち歩くのではなく、机にキッチリ入れて大事に使わせていただきます。

また、同じ会社ではありませんが、新人の時代からず~っとお世話になった親会社のエンジニアの方からも、お餞別を頂きました。恐縮です。ありがとうございます。

きちんと形で残せるものにしたかったので、在宅勤務で使用する部屋用に、きちんとした電波時計を購入する為に使わせていただきました。大事にします。ありがとうございました。

時計

稲葉クリーンセンター 利用メモ

稲葉クリーンセンター

稲葉クリーンセンターを利用してみた

クリーンセンターへの道のり

地元には、地元の焼却ゴミなどを処理していただける「稲葉クリーンセンター」という施設があります。昔は焼却場と言いましたよね。そこに私がゴミを捨てに行った経験について、メモをしておきます。

私の住んでいる高森町からはちょっと離れたところにあり、だいたい20分から30分ぐらい時間がかかります。一度天竜川を渡って竜東をずっと南に川沿いに下っていく感じになります。

途中で案内の看板が出ているので、その案内の看板に従って行くといいと思います。最近できた施設ですので、古いカーナビだとマップが乗っていなかったりします。また、Google マップのようなスマートフォンのマップだと、最短コースということで距離は出してくれるのですが、走りやすいとは言い難い道を通らされてしまうことがあるため、案内看板に従って行った方が良いと思います。

経路案内図はクリーンセンターのホームページから ダウンロード出来ます。

利用手順

クリーンセンターの利用手順は以下の通りです。

  1. 入り口のゲートでの重さの計測 : 順路に従って入っていくと、建物の手前にゲートがあります。その入り口のゲートのところで最初の重さの計測があります。計測をしていただくと、カードをくれます。ここに重さなどが記録されてるみたい。このカードは帰りの時に出すので、ちゃんと持ってきます。ゲートがどんな風になっているかは、施工した荏原環境プラントさんのホームページの写真が分かりやすいかもしれません。

  2. 案内に従ってゴミを出す : 重さの計測が終わったら、係員の方の案内に従って道を進みます。それぞれ適切な投入口のところまで案内をしてくれます。私の場合は家庭ごみだったので一番端っこ、物を乗せる台に出すことができる場所に案内してくれました。ゴミはあらかじめ大まかでもいいので袋に入れておく必要があります。ただし、ダンボールは基本的には資源ごみですから、ダンボールなどではなく、いわゆるゴミ用の袋を用意するとよいでしょう。ただ、中身を出してダンボールを持ち帰る場合はOKとのこと。私の場合はビニール袋に入れて行ったのですが、詰め込みすぎてしまったため、ビニールが破れて中身が出てしまい、係の方にご迷惑をおかけしてしまいましたが、係の方が親切に対応してくださり、助かりました。 他にも注意点があるので、そこは受け入れ案内を参照してください

  3. ゴミの重さに応じた料金の支払い : ゴミを出した後は、出口案内に従って行きます。出口ゲートに来たら、入り口で受け取ったカードを渡します。そうすると、車まるごと計測してくださって、その計測の差でゴミをどれだけ捨ててきたかということをみて係の方が料金を告げてくだします。そこでお金を払い、領収書をいただいて帰ってきます。

費用は10kgで180円と、通常の黄色い袋に入れて払っているゴミ袋よりも単価は圧倒的に安いですね。ただし、30分かけて行って出し、30分かけて帰ってくるということを考えると、通常のゴミ収集もそんなに高いということではないと思います。

稲葉クリーンセンターの利点

直接ゴミを出すと、通常のゴミ袋では入らないような大きなゴミも捨てることができますし、粗大ゴミなども自分で解体すれば持ち込めるでしょう。大きなゴミだけではなく、例えば焼却ゴミとしてで指定されている古い布団なども出すことができます。各自治体はホームページで案内をしていると思いますし、稲葉クリーンセンターのホームページにもきちっと案内が出ていますので、それを確認することができます。

まとめと今後の予定

なぜこんなことをしているかというと、今、家の中の片付けをしているからです。これから私は在宅で働く仕事になるので、ずっと物置と化していた部屋を片付けて、そこを専用の仕事部屋にしようと思っています。

しかし、大きなゴミが自由に出せるというのは大きな利点ですね。特に我が家のように農業を行っている場合、物を置くスペースは結構広くあります。もちろん、農業のトップシーズンの時にはスペースが必要なのでその時には確保しなければなりませんが、時季外れは開いたまま。腐ったりしない安定したゴミならば、そこにまとめておいて特定の日に出すというのも悪くないかもしれません。(ただし農業ゴミは産業廃棄物なので、持ち込み不可です)

この記事を通じて、稲葉クリーンセンターの利用法とそのメリット、そしてそれをどう活用するかについて具体的なイメージを持つことができたでしょうか?。 これからの在宅ワークの準備の一環として、私自身も引き続きクリーンセンターを活用させていただこうと思ってます。

家の中の片付けはまだ全然終わってませんが(汗) 心地よく、集中できる作業空間を確保することが今後の目標です。

写真について

稲葉クリーンセンターのホームページを引用させていただきました。 ホームページはこちらから。各種案内もあります。

介護ロボット「hug」

Hugと昇降座椅子

介護ロボット「ハグ」の導入

私の家では、母が2011年の東日本大震災の直後に脳卒中で倒れ、突然介護生活が始まりました。ふと気がつくともう介議歴が12年、13年ぐらいになっています。その間、いろいろありました。当初は母が家の中では歩行器を使って歩けていたのですが、新型コロナウイルスによる入院後、それもなかなか難しくなってしまいました。

それもあって、我が家では今「ハグ」という介護ロボットが活躍しています。何か自動でやってくれるだとか、鉄腕アトムのように家の中を歩いてくれるとかそういうわけではないのですが、この介護ロボットは非常によくできていて、我が家の生活はこれで成り立っていくと言っても過言ではありません。

と言うことで、このエントリーでは、介護ロボット「Hug」について書いてみます。

ハグの構造と利用方法

ハグとは、移乗サポートロボットです。簡単には、メーカのサイトをご覧頂くと良いですが、

https://www.fuji.co.jp/items/hug/hugl1

要介護者を機会にしがみつかせるようにして、人間が自然とたちがるような形で体重を預けさせながら、安全に身体を引き起こし、立ち上がらせるロボットです。

このハグという機械は非常によくできていて、構造としてはワンモーターで成立しています。モーターのところにボールがついたアクチュエーターが内蔵されていて、リジットなフレームが組み合わせられています。患者の脇の下をすくい上げるようなアームと、患者が掴まれる手が付いていると言ったような構造になっています。

立ち座りを支援するための使い方としては、患者の脇の下にアームを差し込んで、患者にはそのハグに寄りかかるように体重を預けてもらいます。そしてスイッチを入れるとアクチュエーターが伸びて、リンク機構を伸ばすことによって患者の体を引き起こしながら、重心をその介護ロボットに預けさせます。そのキャスターで転がして患者を動かしていくということができるわけです。

通常、立ち座りが不安定な人の介助は、大人が二人がかりで介助するのが一般的です。何故ならば、膝に力が入らなかったり、座る位置に失敗したりする時に怪我をしないように保護することや、一度床に座ってしまった要介護者を抱き起こすには、二人以上必要になるからです。

ですが、仮定では2人以上で介護する事なんて、普通はできません。しかし、このHugを使うと、一人で安全に立ち座りをさせル事ができるんです。

我が家でのHugの利用

我が家の介護対象者は母です。母は脳卒中をやっている上に、変形性関節症を持っています。 そんな母自身も、リハビリの成果で、私が見ている時には、私の声かけで自分で体を支えて立ち上がって、ベッドサイドに置かれた車椅子に移動するぐらいはできます。また、デイサービスに行った時は、介護施設の職員さんの見守りのもとで、車椅子からの立ち座りも十分にできているそうです。

もちろん、父が見守った状態で母が立ち上がるということも可能です。 しかし、万が一失敗して床に落ちてしまった場合、つまり転倒してしまったら、再度立ち上げることは困難です。骨折をしてしまったなんてことになったら、本当に完全に動けなくなってしまいます。それを防ぐために、通常はHugを使用して移乗するようにしています。

ですので、父ひとりの時間帯でも安全に移乗ができますし、私も通常は事故を防止する為にHugを使用しています。

Hugがあるおかげで、母となんとか自宅で暮らせています。

ハグと保険適用

このハグというロボットは、日本のメーカーが作っていますが、元々はヨーロッパで開発されているもののようです。コア部品の電動アクチュエータは輸入のようで、ヨーロッパの国で生産されているシールが貼られています。このHugはバッテリー駆動で電動で動くようになっていますが、これの素となった介護器具では、テコ車の様に、手動で体を抱き起こすような仕組みになっているものもあるようです。

実は、このハグが保険適用になったのは、母が2回目の新型コロナウイルス後、安全に移動する方法がないということで色々なものを検討した時でした。その時に、地元の介護事業者さんがハグを紹介してくださり、使えるようになったという経緯があります。 なんと、介護保険が使える様になってから半年しかたっていませんでした。ぎりぎりのタイミングで使える様になったわけです。本当にぎりぎりセーフでした。

介護ロボットの必要性と期待

Hugは、基本的に段差を登ることはできず、スロープも殆ど上る事はできません。ですから、使用するところが平らである必要があります。しかしそれは介護住宅改修で整えてしまえば良い事なので、こう言うロボットを前提に解像してしまえばいいと思います。 ここら辺は、全然違う分野ながら、製造業の工場などと同じ考え方なんだなと思ったりもしました。

この他にも、ロボット的なモノとしては、昇降座椅子というものも使っています。人間は座るときは低め、立ち上がる時は高めの方が身体に負担がかかりません。この昇降座椅子は、電動で自由に高さが変えられるようにできているので、母が乗り移りするときに便利ですし、これのおかげで母もこたつに入ることができています。

介護というのは誰にでも訪れます。そして、私のように配偶者もおらず、介護のために同居している一人で少人数で介護をしなければならないという状況は、今後増えていくでしょう。核家族化も進んでいますし、そんな時にこのような介護ロボットが支えてくれるのは非常に大きいと思います。

ただ、まだあまり知られていません。 今後もこのようなテクノロジーを使って介護問題が解決できるということが進んでいくといいなと思っています。

写真について

写真は、我が家にやってきたばかりのHugです。今ではだいぶ使い込んで少し様子が変わっていますが、現在も元気よく私たちを助けてくれています。